雑記帳

日々のつぶやき、屁理屈、覚書

生きている

 

忘れたくない

 

忘れそうでこわい

少しずつ忘れていく気がしてこわい

 

忘れたくないのに

いろんな人と関わると記憶が上書きされる

忙しい分

いろんな人と接する分

本当に忘れたくない記憶が

大量の記憶に上書きされてしまう

元々忘れっぽい方だった

でもまだこれだけしか経ってないのに

自分がこわい

前に進んでいってしまう

進むためには忘れることが必要だけど

でも

忘れたくない記憶があるのに

儚くて

消えてしまいそうになる

あの感覚

一度消えたら感覚は戻らない

言葉だけが残っても頭だけが残っても

心が

感覚が

忘れたくないのに

 

どんどん前に進んでいってしまう

どんどん過去から離れていく

過去から離れれば遠くになってしまう

 

今日は昨日より、日を追うごとに涙は少なくなる

日を追うごとに感覚は薄れていく

あの時みたいに泣けないのが悲しい寂しい

ポッカリ空いた隙間が、他のもので埋まってしまうのが辛い

 

ちゃんと存在してたのに

あんなにも生きていたのに

魂が、生命が、溢れていたのに

すごく伝わってたのに

 

まだちゃんと思い出せる

まだ大丈夫

まだ自分の中では生きている

そのことを確認しないと安心できない

忘れていくのがこわい

忘れたくないのに忘れていく

辛い

儚い生命

ずっと守りたい